「トイストーリー」はディズニースタジオが
1995年に公開されたアニメーション映画作品です。
劇場で公開された映画作品としては、世界で初のフルCGアニメーション作品でした。
映画は大ヒットを記録し、全世界で約3億6200万ドルの興行収入を上げ、
この年度の興業収入第1位でした。
日本でも翌年公開され、海外と同じように大反響を呼びました。
ヒットを受けて、映画は続編が次々に制作されました。
ここでは「トイストーリー」についての「へー!」「なるほどー!」な
雑学をご紹介します!
監督 | ジョン・ラセター |
脚本 | ジョス・ウィードンほか |
出演者 | トム・ハンクス(唐沢寿明) |
ティム・アレン(所ジョージ) | |
音楽 | ランディ・ニューマン |
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「トイ・ストーリー」は、アメリカの一般的な家庭の子供部屋が舞台です。
主人公の部屋には可愛らしい、ユニークなたくさんのおもちゃがあります。
実は、それらは実際にアメリカで売られている、
または以前売られていた懐かしいおもちゃなのです。
例えば、映画の中に登場するホットウィール 、See'n say、
バケット・ソルジャー、スリンキー、ミスター・ポテトヘッド 、
トロール、バレル・オブ・モンキー(つなぐでござる)、
Majic8Ball、エッチ・ア・スケッチ、リトルタイクスなどです。
「トイ・ストーリー」の上映に合わせて
当時たくさんのおもちゃが発売されたんだ。
当時そのほとんどの商品を、カナダにある無名の玩具メーカー
「シンクウェイ」 が製造と販売をしていたんだよ。
映画は大ヒットを記録して、
玩具を作っていたシンクウェイのおもちゃは売れに売れ、
業績を著しく上げたんだよ。
その後作品がシリーズ化されると
アメリカの大手メーカー、マテルやハズブロなどが次々に参入し、
今も莫大な利益を生み続けているんだ。
「トイストーリー」は元々は短編CGアニメ『ティン・トイ』の
主人公のおもちゃが仲間を探して旅をするという物語で、
30分のクリスマスのテレビ番組として企画されていたんだ。
でも制作会社のディズニーが「30分番組が作れるなら映画も作れる」と
ピクサー側を説得して、劇場用作品として制作される事となったんだ。
これには、当時ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの会長だった
ジェフリー・カッツェンバーグが監督のラセターを引き抜こうとして
何度も失敗し、それならピクサーに
ディズニー映画を作らせようという思惑があったんだ。
当時ピクサーのCEOだったスティーブ・ジョブズの資産がなければ、
制作は不可能に近かったそうなんだ。
公開までの4年間の投資額は5000万ドルにも及んでしまい、
彼は後に「こんなに金がかかるなら投資しなかった」と語っているんだ。
でも本作のヒットによりピクサーの株は高騰し、
結果的にジョブスの資産は4億ドル増加する事となったんだ。
ウッディ
アンディが持っているオモチャたちの中で
リーダー的存在のカウボーイ人形なんだ。
性格はお調子者で明るい性格で、
背中についているヒモを引くと、内蔵されたレコードで
「銃を捨てろ、手ぇあげな。」「やられたぜ!」などと
セリフをしゃべる機能が付いているんだ。
アンディの一番のお気に入りのオモチャだったんだけど、
バズがやってきてからはそのポジションが怪しくなっていくんだ。
バズを驚かそうとイタズラをするんだけど、
事故でバズが窓から落ちてしまったため、
仲間達から「オモチャ殺し」と疑われ、
バズ本人とも当初は喧嘩が絶えなかったんだ。
でも互いの本心を知って和解してからは
二人で協力し合う仲になるんだ。
バズ・ライトイヤー
アンディの誕生日にプレゼントとしてやってきたオモチャで、
体にいろいろな仕掛けがある流行のオモチャなんだ。
発売されたばかりだったためか、
自分が子供向けに大量生産された玩具ではなくって
本物のスペースレンジャーだと信じているんだ。
空も飛べると考えていて、実際は飛んでいないんだけど、
本人は目を瞑っているため気づいていないんだ。
でも、シドの家に連れて行かれた際に、
テレビCMで自身の正体を知ってしまい、
意気消沈してしまうんだけど、ウッディの本心を知って
彼に協力する様になるんだ。
アクションボタンを押した際に再生されるセリフ、
「To infinity and beyond!」が決め台詞なんだ。
日本語では「無限の彼方へ!」、「無限の彼方へ さあ行くぞ!」
と訳されているよ。