やなせたかし氏がつくりだした国民的な人気の絵本シリーズです。
テレビアニメやアニメ映画、漫画、ゲーム、おもちゃ・グッズなど
その活躍の場は多岐に渡っています。
ここでは「アンパンマン」についての「へー!」「なるほどー!」な
雑学をご紹介します!
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現在、高知県の香美市立やなせたかし記念館「アンパンマンミュージアム」や
全国4ヶ所に「アンパンマンこどもミュージアム&モール」があります。
高知県香美市に博物館があるのは、やなせたかしさんの出身地が香美市だからです。
1996年7月に開館して大人気の博物館です。
アンパンマンの原型となった作品は、
1969年に雑誌「PHP」に連載されていた読み物『こどもの絵本』の
第10回連載「アンパンマン」でした。
このときは大人向けの作品として描かれていて、
アンパンマンのキャラクターは頭部も普通の人間でした。
共通していたのは、空腹の人のところにパンを届けるということでした。
1973年、これをさらに発展させたキャラクターとして、
あんパンでできた頭部を持つ「あんぱんまん」が登場しました。
初期の作品では「アンパンマン」の名前は平仮名で表記されており、
デザインも今とは少し異なっていました。
1975年、キャラクター名を片仮名に変更して
その続となる絵本『それいけ!アンパンマン』が出版されました。
初期の作品でタイトルを平仮名で表記していたのは
幼児向け作品という理由だった様ですが、
平仮名で書くのは違和感があったので後の作品では片仮名に変更したそうです。
最初の頃のアンパンマンは、貧困に苦しむ人々を助けるという内容で、
小さな子供たちには難解な内容で、
編集部や批評家、幼稚園の先生などからの評価はあまり芳しくなかった様です。
しかし、次第に子供たちの間で人気を集める様になり、
幼稚園や保育園などから多くの注文が寄せられるようになりました。
その頃から、読者層の中心である幼い子供たちに合わせ、
アンパンマンの体型は
初期作品の8頭身から3頭身へと徐々に変わっていったのでした。